【熱中症対策】冷たいジュース飲んだから大丈夫は危険?

【熱中症対策】冷たいジュース飲んだから大丈夫は危険?

熱中症対策、、「冷たい水を飲んだから大丈夫」
これが一番危ない誤解かもしれません。

体の熱が外に出る経路は、実は皮膚しかありません。
放射・対流・伝導、そして何より汗の蒸発。
あとは呼気からごくわずかに逃げるだけです。

冷たい飲み物は、この「出口」を作りません。
体の中に冷たい水という熱の受け皿を置くだけです。
組織の熱は確かにその水に移ります。でもその熱は、皮膚から抜けるまで体の中に残ったままです。

深部体温の低下は0.3℃前後。
冷水浴なら1〜2℃前後。

問題は数字よりも「感覚」です。
のど・胃の冷感センサーは、飲んだ瞬間に反応します。
このセンサーは、深部体温とは無関係に「涼しくなった」と脳に伝えます。

つまり、体温がまだ危険な高さのまま、
「もう大丈夫」と感じて作業に戻ってしまう。

水分補給は絶対に必要です。脱水を防ぐために欠かせません。
ただ、それは「熱を出す」対策ではありません。

水分補給 = 脱水を防ぐ
冷却 = こもった熱を出す

役割が違うので、両方が必要です。

2025年6月の労働安全衛生規則改正で、事業者には熱中症対策の体制整備が義務づけられました。
「水は用意した」の次に、「冷やす手段はあるか」を確認してください。

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